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趣味みたいな仕事がしんどかった頃

2016年ももうすぐ終わるのですね。ここのところ、お仕事の見直しをしています。来年からの新たな試みに向けての準備です。

その一環で、アメブロを卒業し、こちらのHPのブログに移ることになりました。今年いっぱいはアメブロも同時に更新いたしますが、2017年からはこちらのブログをどうぞよろしくお願いいたします。

新しい事を始める記念に、私がお仕事のやり方を変えたきっかけのお話を。

今の仕事の元になったハンドメイドの雑貨やバッグを作り始めたのは、子供達が幼稚園の頃。今から17年ほど前です。同時にインターネットが世間で話題に上り始めた頃で、私はかなり早い時期からMacのコンピューターでインターネットで世界と繋がっていました。

それまでの自分自身と二人の小さな子供達が中心の小さな世界が広大な世界に繋がっていると感じ、インターネットにも夢中になりました。

自分で作った小さなポーチやバッグをインターネットで売ってみようと思い、自分でホームページを作り、そこで販売を始めました。

当時はブログはまだなく、画像が載せられる掲示板が主流だったので、人気のある掲示板にハンドメイド雑貨の画像をアップしたりという宣伝活動をして、割とすぐに人気のウエブショップになりました。

新作はまず画像と説明の入った商品ページを作り、時間を定めて、応募用のメールを受け付けるとあっという間に完売。そんな日々でした。

人気の手作り雑貨店での委託販売も大阪、神戸、東京、金沢、函館などでさせて頂けるようになり、毎月きちんと納品して売れるので、お店からお願いされるという幸せな状況でもありました。

専業主婦で家にいるのに、世間と繋がり、お小遣いも稼げる。

周りの人から見たら、羨ましい状況だったかもしれません。

でも、私はそれほど幸せではありませんでした。

【私の作ってるものってこれでいいんだろうか?】

【布を買ってきて、それを組み合わせて、ただ作ってるだけ】

売れていても、自信が持てませんでした。

そんな頃、オリジナルの刺繍をしたり、アップリケをしたり。絵心が必要なハンドメイド雑貨を作る人たちの人気がどんどん出てきていると感じるようになりました。

みんなと同じ布だとつまらない。と私が感じていたように、その人達も感じていて、オリジナリティーのあるもの作りをして人気を博していました。

私もそんな作品を作りたいと思い、ミシン刺繍をしたり、アップリケをした作品を作るようになりました。それらの作品もそこそこ売れましたが、なんせ、刺繍やアップリケの図柄を考えることがとにかく辛かったのです。

そこでなんとか自分で考えなくてもいい方法はないかと考え、伝統刺繍をあしらった作品を作ってみました。

ちょうどその頃、東京のお店で小さな個展を開催させてもらいました。それまでにも何度か小さな個展はしたことがありましたが、その時、初めて、ほとんど売れないという事態になり、そのお店には大変ご迷惑をおかけしてしまいました。

私にとって成功の「ものさし」は売れるか。売れないか。だけだったので、この出来事はかなりのショックな事でした。少し前から、売れなくなっている事には気づいていましたが、この時に、自分でも認めざるを得なくなってしまったのです。

それからしばらくして、【なんでこんなしんどい思いしてるのかな?辛いだけで楽しくない。】と心の底から悲しくなったので、家族に話して【手作り作家】は辞めました。

この時はかなり驚かれましたが、私にはしんどすぎました。。。

続きます。。。

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